女性の自立と働き方改革 |
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女性の自立と働き方改革/陽子のアナログ経営学 |
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※ <>は、掲載日、または改訂日です。 |
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第3節 アルバイトでのセミナー |
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11回目のセミナー |
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11月の第3火曜日の午後2時半です。今日は、11回目のセミナーです。
本日の進行役は、私、恵利の担当です。
「本日のセミナーは、私、恵利が担当させていただきます。よろしくお願いします。
『子供は、親の背中を見て育つ!』という言葉があります。経験や体験が少ない子供は、親を真似ることが良いことだと思っています。ですから、立派な子供に育てたいときは、親自身が立派で、世間に恥じない行動が必要になります。
子供だけでなく、私たちも、身近にいる人や環境などの影響を受けて成長します。この環境の影響を受けて成長することを『環境効果』と呼んでいるようです。
今日は、この『環境効果』について、陽子さん説明していただきます。できれば、身近な事例で説明をしていただければありがたいです。
陽子さん、よろしくお願いします。」
「陽子です。
人間は、環境に影響されて、成長するということですね。
身近なところの話題からお話しさせていただきます。
いちばん身近な『環境効果』は、このセミナーだと思います。『女性の自立』と『働き方改革』がテーマのセミナーですが、これほどまでに自分を前向きにさせてくれたことに驚いています。対面、体験、体感の重要性を知り、さらに学びの機会を作ってくれました。このセミナーを設定してくれた鈴木さんには、感謝です。
私は、アルバイトのつもりで応募しました。でも、最大の『環境効果』は、学ぶ必要性を方向付けてくれたのが、このセミナーです。たびん、理沙さんも、恵利さんも同様の考えと思います。セミナーに参加しなければ、自分が置かれている立場や今後のことを考える機会はありませんでした。」
「話は変わりますが、大学に進学するときに、入学試験があります。学校側は、入学志望者を選別しますが、受験生も学校を選別しています。
成績が優秀でない学生は、合格できるかどうかで、大学を選別します。合格して、大学生になることが目的の学生です。このような学生は、卒業後の進路や職業などは、二の次になります。4年間を謳歌することに専念しますが、ときには新たな発見をする学生もいます。それは、大学生活の中で、どのような『集団』に属して生活をするか、です。意外にも、新たな発見をして、社会人として成功する人がいます。そのような場合、ある『集団』に属していたことが、新たな『環境効果』を生むことになります。」
≪中略≫
「人間は、多くの場面で集団を作ります。人間は、どこかの集団に属していないと不安だからです。
集団には、暴力的な集団もあれば、前向きに行動する集団もあります。集団に属していれば、集団が進む方向に逆らえませんから、集団の大多数が進む方向に自分も従うことになります。これが『環境効果』だと理解をしています。
重要なことは、どのような集団に属するかです。ただ、属する集団を選ぶのは、簡単ではありません。選別するために必要な情報や知識が必要だからです。
私は、このセミナーのグループに参加させていただいて、とても幸運でした。理沙さんと恵利さんが輝いて見える集団に属しているからです。そして、何よりも、このようなセミナーを実施してくれた鈴木さんに感謝です。
以上です。」
「陽子さん、ありがとうございました。
陽子さんの説明について、感想やご意見は、ありますか!」
「はい!理沙です。
私もこのセミナーに参加させていただいて、何事も前向きに考えるようになりました。
時間が過ぎることを意識していたパートの仕事も、今後は、働く意味を考えて仕事をしたいと思っています。このセミナーが、あと1回で終了するのは残念です。機会があれば、自分が主催をしてセミナーを実施したいと思っています。」
「陽子さん、理沙さん、ありがとうございました。これで、11回目のセミナーを終了します。なお、本日の水回り掃除の担当は、陽子さんです。よろしくお願いします。」
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陽子さんのお風呂掃除見学 |
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今回の水回り掃除の担当は、陽子さんです。
理沙さんと私は、鈴木さんの事務所の資料整理です。
鈴木さんは、私のときと同じように、トイレ掃除が終わったころを見計らって、洗面所のドアを軽くノックしました。ドアをノックする音が聞こえてしまったのです。
「陽子さん、お風呂掃除の見学をさせていただいてよろしいでしょうか?」
「大丈夫です。お入りください。」
「あっ!」
「何を驚かれたのですか!私が、裸だからですか!
洋服が濡れることを気にしていたら、いい仕事ができません。それで、裸でお風呂掃除をさせていただいています。」
「裸でお風呂掃除をしているのを見たのは初めてですから、驚いています。
陽子さんの熱意には、感激です。」
「お風呂掃除を裸でやるのは、我が家のルールでした。
我が家では、小学生になると、家事を手伝うことが当然のことでした。そして、お風呂掃除は、子供の仕事として割り当てられていました。裸でお風呂掃除をするのは、毎回、洋服を濡らしていたからだと思います。家事を手伝うのはいいけど、洋服を濡らせば、毎回、お母さんの仕事が増えてしまうからって!その後、母が、お風呂掃除は裸でやるように決めたのです。
我が家には、妹がいますが、妹も小学生になると、お風呂掃除は、裸でやっていました。
母は、さすがに洋服を着てお風呂掃除をしています。母の説明では、結婚後は、洋服を着てお風呂掃除をしてもいいと言っていました。お風呂掃除の最中に、突然来客があるといけないからのようです。
それで、今では、私は、お風呂掃除は、裸でやらないと中途半端な気がしています。特別恥ずかしいことではありませんので、結婚をするまでは続けたいと思っています。」
「理由があったのですね!
それにしても、堂々と裸で掃除をしているものですから、びっくりです。」
「大丈夫です。母が言うのには、裸になれば、皆さん同じだとも言っていました。ですから、私は、女性を安売りしているつもりはありません。それで、お風呂掃除のときは、恥ずかしくありません。それから、お風呂掃除が終わったら、浴槽のお湯を張って、自分の肌を押し付けるように言われました。これは、浴槽などに小さな水や汚れが無いか、確認するためです。
私は、母に教えてもらった手順でお風呂掃除をしないと、安心できなくなっています。
鈴木さん、もっとよく見ていただいても結構ですよ!」
「困ったなあ!陽子さんを見ていたら、固くなってしまいました。」
「鈴木さん!それは元気な証拠です。そして、私の裸に、少し興味があるということです。
それから、鈴木さんのお掃除をしてくれる人は、いますか?」
「はあっ!」
「私、鈴木さんのお掃除もできますよ!短い時間ですが、ご希望であれば、鈴木さんのお掃除もさせてください。」
「今は、大丈夫です。」
「じゃあ、機会があるまでお預けにします。ご希望のときは言ってくださいね!
男性の下半身のお掃除は、新陳代謝の活性化に効果的です。また、興奮することで、すべての真剣が敏感になります。でも、興奮が過ぎると心臓に負担がかかるようです。
私が中学生のころ、母が父のお掃除をしていたところを何度も見ています。両親が私たちに見せつけて、教えていたようです。それで、父は、とても健康です。私たちは、男性の下半身からおしっこ以外のものが出ることを知りました。学校で教えていただく前のことです。
父も、母のお掃除をしていました。母は、父に優しくしてもらって、いつも怪獣が鳴くような声を出していました。今では、それが、女性が『感じている!』ことだと知りました。
父と母は、仲がいい夫婦で、私たち姉妹に隠さずに、お互いに楽しそうでした。それを知っている私が、性に関して開放的になるのは、必然です。でも、セックスの安売りはしたくありません。」
「・・・」
「母は、面白いですよ!
母は、父の下半身を掴んで、自分の下半身に近づけて、『このようにセックスはします!』と、実地で私たち姉妹に、セックスの方法を教えてくれたのです。両親が実際にセックスをしているところは見ていませんが、面白い家庭ですよね!
それで、今は、『望まない妊娠』のことが話題になっていますが、その対策も教えてくれました。若い男性は、何度も勃起しますが、連続して放出すると、心地良くなって、戦意が衰えるというのです。
女性が、男性の言いなりになると、被害者になることを、母は知っていて、私たちに教えていたのです。それで、私は、男性の強引なセックスを回避してきました。
ですから、私は、男性のお掃除は、上手ですよ!」
「はあっ!
機会があったらお願いしします。」
「それから、」私がお試しでお風呂に入っている姿も見ますか?
一生懸命お掃除をすると、身体が火照ってきます。ほのかにピンク色になった私の肌は、妖艶な感じがします。自己満足ですけどね!
そうだ、言い忘れてしまいました。
下半身のお掃除をするときは、男性に太く固くなっていただくために、私ん下半身をお見せすることもあります。場合によっては、お互いに触り合うこともします。男性には、できるだけ大量に出していただきたいからです。お話したことは、セックスではなく、健康維持マッサージです。終わると、結構スッキリすると思います。
鈴木さん!お掃除をしたくなったら、気軽に言ってくださいね!」
「まだ、大丈夫です。
このあたりで、僕は、居間に戻ります。」
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アルバイト後の居酒屋で |
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11回目のアルバイトが終了して、居酒屋に移動しました。
陽子さんが突然話し始めました。
「私、今日は、いつも以上に下半身が潤んでいるのよ!
お風呂掃除をしていたとき、勝手に想像をしてしまって、身体も火照っています。」
「そうなの、陽子さん!
陽子さんは、裸でお風呂掃除をしていたのですよね!
お風呂には、突っ込めるようなものはなかったの?」
「そうではなく、想像しただけですけどね!
以前、理沙さんが、子作りのセックスと楽しみのセックスがあることを話していました。
それで、もうひとつありました。健康維持のためのセックスです。
この健康維持のセックスは、実際には、突っ込むことはしないで、老廃物を排出することが主目的です。お互いに興奮をして、汗を出して、新陳代謝の活性化を促進することです。
高齢になると、性に関して縁遠くなります。そうなると、老廃物を排出できる機会が減ります。これは健康に良くありません。
このことは、鈴木さんを見て、気がつきました。」
「はあっ!」
「そうですね¡新陳代謝の活性化については、たぶん鈴木さんにも必要ですね!長生きして欲しいですものね!
性に積極的な男性は、風俗に行けるかもしれませんが、一般には、風俗は、衛生面で危険だと思っています。健康維持のセックスは、両者の健康維持に役立つと思います。
とは言っても、日本では、性に関して寛容ではありません。セックスは暗いところでの行為だという考えが、相変わらず強いです。隠れて、暗いところでの行為ですから、どうしても陰気な扱いをされてしまいます。
楽しみのセックスや健康維持のセックスは、男性だけでなく、女性にも必要だと思います。女性が濡れるのは、隠れた場所の衝動だと聞いたことがあります。男性に触れていただいて、消毒液をふんだんに流すことができれば、衛生的ですし、気持ちいいでしょうね!その楽しみのセックスや健康維持のセックスは、明るいところでできれば、いいですね!」
「セックスの話をすると、淫らな女性の烙印を押されてしまいます。でも、人間として生きていれば、新陳代謝は必要です。隠れたところで行うセックスではなく、健康維持や楽しみのセックスがあっても良いと思います。安易に、軽薄にセックスをするというのではなく、心身の健康のためのセックスは必要だと思います。
この楽しみのセックスや健康維持のセックスは、男性だけでなく、ぜひ女性に対しても、して欲しいですよね!
ね!鈴木さん!」
「さすがに陽子さんですね!セックスの新たな分野を作ってくれました。
異性との人間関係は、しかも、楽しみのセックスや健康維持のセックスは、とても重要だと思います。ですが、明るく、楽しく、楽しみのセックスや健康維持のセックスをするためには、相手が絞られてきます。必要なのは、信頼できる相手ですね!
高齢の男性は、知識や経験が豊富でやさしいです。私、鈴木さんを見ていて、高齢の男性を好きになってしまいそうです。そして、楽しみのセックスや健康維持のセックスには、鈴木さんも参加して欲しいですよね!
だって、若い女性が、自分の穴に、自分の指を突っ込んでいたら、惨めじゃないですか!」
「鈴木さん!恵利さんが、このようなことを言っています。
どうしましょうか!既婚者の恵利さんですが!
女性は、男性に下半身を触られると、とても興奮します。そして、涎が出ます。
鈴木さん!女性の健康維持のために、頑張ってみましょうよ!」
「僕を、煽らないでくださいよ!
でも、陽子さんが説明をした健康維持のセックスは、恥ずかしながら、何となくわかるような気がします。セックスはともかく、新陳代謝は、必要ですからね!」
「そうなのです。
楽しみのセックスや健康維持のセックスは、ぜひ明るいところでやってみたいものですね!お互いを見て興奮するって、楽しそうじゃないですか。
これって、私たちの世代の女性が積極的であれば、可能ですよね!
陰気に考えないで、明るく振舞ったら、楽しい時間を過ごせるような気がします。
やはり、楽しみのセックスや健康維持のセックスは、明るいところが良さそうです。」
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理沙さんのお風呂掃除見学 |
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13回目のセミナーが終わって、今日の水回り掃除の担当は、理沙さんです。
理沙さんは、白いTシャツに白いショートパンツでお風呂掃除をしています。
先にトイレ掃除を終えた理沙さんが、洗面所に移動したときです。
洗面所のドアをノックする人がいました。鈴木さんです。
「理沙さん、お風呂掃除の見学をさせていただけますか?」
「鈴木さんですよね!喜んで、お願いします。」
「それぞれ、お風呂掃除の方法が違っているから、いい勉強になります。」
「陽子さんのお風呂掃除は、見られたのですよね!
裸での陽子さんのお風呂掃除は、いかがでしたか?
私のお風呂掃除は地味ですから、落胆しないでくださいね!
お風呂掃除のことではありませんけど、先週の居酒屋さんで、陽子さんが、健康維持のセックスの提案がありました。健康維持のセックスは、私も大賛成です。
でも、鈴木さんのご希望であれば、ご希望に沿えるように頑張りますけど!」
「無理をしないでください。」
「こんなことを言っては何ですが、陽子さんのお風呂掃除の話を聞いていますから、冷静にお風呂掃除ができなくなっています。鈴木さんのお宅では、陽子さんのように裸でお風呂掃除をしないといけないのではないかと思っています。
それで、鈴木さんは、私の裸も見たいですか?」
「今、僕が見たいのは、理沙さんのお風呂掃除です。もちろん、若い女性の裸は見たいですよ!でも、今日は遠慮させていただきます。
「そうなのですね!
いつでも女性の裸に興味があるのかと思っていましたが、タイミングが重要なのですね!
こちらから『裸を見てください!』と言うのは、やはりおかしいですよね!
恵利さんは既婚者ですけど、陽子さんは独身です。それで、鈴木さんに比較されているのではと考えてしまうのです。
陽子さんは、大胆で、積極的に行動をしています。その陽子さんに負け続けているのは、悲しいです。でも、陽子さんに勝てるものが見つからないのです。エッチな話だけは、真面目な陽子さんに勝てると思っていました。でも、その分野でも、陽子さんに及びません。お風呂掃除を裸でやっていたなんて、考えてもみなかったです。
ごめんなさい!お話が過ぎてしまいました。今から、頑張ってお風呂掃除をやります。」
「・・・」
「鈴木さん!次回から、お風呂掃除の時間は、陽子さんが提案した楽しみのセックスや健康維持のセックスをするのがいいと思っています。鈴木さんは、どのように思われますか!」
「理沙さん、無理をしないでね!
大丈夫ですよ!理沙さんのことは、ちゃんと見ていますから!
では、僕は、居間に移動します。」
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13回目のアルバイト後の居酒屋で |
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13回目のアルバイトが終了して、居酒屋さんに移動しました。
理沙さんが話し始めました。
「陽子さんに質問ですけど、陽子さんは、何事にも実践的で行動的です。見ていると羨ましくなってきます。どのような家庭教育だったのか、支障がない範囲で教えていただくことは、できますか?」
「いいわよ!どんなことを聞きたかったのですか?」
「家族構成と家庭内の躾や教育です。
裸でお風呂掃除をすることなども、です。」
「皆様のご家庭とあまり違わないと思いますが、我が家の教育方法を公開させていただきます。
我が家は、夫婦と私、そして年子の妹の4人家族です。家族の中では、母親が実権を握っていた感じです。
私たちが小学生になったころ、家事を手伝うことが決められました。そして、お風呂掃除は、子供の仕事として割り当てられました。裸でお風呂掃除をするのは、毎回、洋服を濡らしていたからだと思います。『家事を手伝うのはいいけど、洋服を濡らせば、お母さんの仕事が増えてしまうから!』と言って、その後、母がお風呂掃除は裸でやるように決めたのです。
母がお風呂掃除をするときは、洋服を着ています。母の説明では、結婚後は、洋服を着てお風呂掃除をしてもいいと言っていました。お風呂掃除の最中に、突然、来客があるといけないからのようです。
それで、今では、私は、お風呂掃除は、裸でやらないと中途半端な気がしています。特別恥ずかしいことではありませんので、結婚をするまでは続けたいと思っています。」
≪中略≫
「私は、家庭でこお幼な性教育を受けていました。
今考えてみれば、母は、凄い、斬新な教育をしていたと思います。結果、裸でお風呂掃除をができますし、男性に言い寄られてもブレーキを踏むことができます。」
それで、実践で学んだ効果は、大きいと思いました。」
「陽子さん、ありがとうございました。
とてもいい勉強になりました。家庭教育って、ほんとうに大事ですね!
結局、私なんて、机上の話ばかりで、薄っぺらなことしか言えませんし、できません。
陽子さんに追いつくことはできませんが、できるだけ自分自身で行動するようにしたいと思います。
陽子さん、その後のお父さんはいかがですか?」
「父は、相変わらず元気なようで、母は、喜んでいます。
私たち姉妹はが揃って実家に帰ったときは、今でも父と一緒にお風呂に入るようにしています。また、それを母が喜んでいるのですから、面白い家族です。
≪中略≫
そのような関係ですから、父には、正直に、大学の先輩とセックスしたことを報告しました。妹も同じころにセックスをしたようです。
お風呂から出て、父が『今後は、二人とお風呂に入れなくなるね!』と言うので、『大丈夫よ!お母さんのためにも、姉妹が揃ったときは、お風呂に入ります。安心してください!それで、お母さんを大切に、ね!』と言ったら、喜んでいました。脇で聞いていたお母さんも嬉しそうでした。」
「陽子さん、素敵なご家庭ですね!羨ましいです。」
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14回目のアルバイト後の居酒屋で |
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アルバイトの作業が終わって、居酒屋さんに行きました。
いつものように、4人です。
「陽子です。いよいよ、次回でアルバイトが終わりです。
1月に沖縄旅行がありますので、鈴木さんとお別れするわけではありませんが、少しの期間、寂しいですね!」
「僕は、皆さんと出会って、いろいろ学ばせていただきました。
アルバイトは終わりますが、今後も何かと関わることがあるかも知れません。その節は、よろしくお願いします。」
「私、思ったのですが、15回目のアルバイトをしても事務所の中での資料整理が終わりません。と言うより、まだ相当量の整理されていない資料があります。中途半端で、終わってしまってもいいのですか!
また、水回りの掃除も人間が生活していれば、定期的に必要になります。何か、次の計画があるのですか?」
「まあ、何とかなるでしょう!」
「そう!中途半端な気がするのですが、大丈夫なのでしょうか?
どなたかが、やってくれる予定が、あるのですか!」
「資料整理は、気がついたときにやればいいと思っています。資料は、消えるわけではありません。
水回りの掃除は、自分なりにやろうと思っています。」
「そうなのですね!
でも、何だか、中途半端で、スッキリしない気分です。」
「皆さんの水回りの掃除は素敵でしたよ!
それから資料整理ですが、このような機会があったら、またお願いします。」
「鈴木さん、いつでも声を掛けてください。
喜んで、跳んできますから!」
「今日は、エッチな話は、しないのですか?
期待しているのですが!」
「陽子です。エッチな話ではありませんが、私は、40代、50代の女性の生き方を少し考えるようになっています。20代、30代はは、女性にとって旬の時期だと思います。ですから、いろいろな年齢層の男性が、声を掛けてくれます。でも、今までは、60才を超える男性とは距離がありましたが、今回のアルバイトで、鈴木さんと知り合うことができて、年配男性とのお付き合いもできそうな気がしています。
それで、40代、50代の女性なのですが、男性からの距離があるような気がしています。その理由のひとつは、不倫の指摘をお恐れていること、次は、同年代の女性の集団で学んだ知識しか持っていなくて、話題に乏しいような気がします。特に、結婚をしている女性は、行動や会話が閉鎖的で、似たような女性同士での行動になっているようです。
例えば、この年代の女性は、女性同士で旅行をする機会が増えます。でも、相変わらず、女性特有の話題ばかりのようです。成長を感じないのです。それで、私たちも、そのようになってしまうのかと考えると、ぞっとしてしまいます。
今の時期から、何らかの手を打っておきたいと考えるのですが!」
「何となくわかります。
その意味でも、20代、30代の旬の時期を大切にしなければならないと思うのですが、やはり自分磨きが必要なのでしょうか!」
「40代、50代になって、行動や会話が固定してしまうのは、旬の時期を上手に生きてこなかった結果だと思います。
以前、話にありましたが、40代、50代の女性の行動は、とても子供たちの見本にはなりません。自転車やスマホの使用方法などでは、自分勝手な、良くない見本ばかり示して、子供たちに良くないことをあえて教えているようです。
20代、30代の旬の時期に、いろいろな経験をして、ときには、大胆な行動をしていれば、もっと豊かな思考で、行動をし、健全な人間関係ができると思います。
たぶん、失敗が、健全に生きる糧になっているような気がします。」
「と言うことは、20代、30代の旬の時期に、積極的に行動することが大切だということになりますね!」
「鈴木さんのアルバイトで、学んだことを整理できませんが、何事においても、大胆に、積極的に関わる必要性を感じます。」
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15回目のセミナー |
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15回目のアルバイトの日です。同時に、15回目のセミナーの日でもあります。
今日のセミナーの進行役は、理沙さんです。
「理沙です。
陽子さんは、いつも大胆に行動しますし、考えも突っ走っています。
それで、少し前の居酒屋さんでの歓談で、健康維持のセックスを提案していただきました。
陽子さんが、健康維持のセックスを想定していたのは、高齢男性と若い女性だと思います。これは、健康維持に役立ちますが、同時に異なった世代の良好な人間関係の構築にも役立つと考えられます。そこで、本日は、『若い女性と年配男性との接点について』、陽子さんに説明をしていただければと思います。陽子さん、お願いします。」
≪中略≫
「陽子さん、ありがとうございました。
陽子さんの説明について、ご意見や感想があればお願いします。」
「はい!恵利です。
鈴木さんはもちろんですが、陽子さんもさすがですね!
私も、陽子さんの説明のとおりと思います。でも、沖縄研修旅行が終着点ではないような気がします。鈴木さんのゲームは、この先も続くと、私は思っています。」
「恵利さん、ありがとうございます。
これで、セミナーを終わります。休憩してから作業に移ります。
本日の水回り掃除の担当は、恵利さんです。よろしくお願いします。」
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お風呂掃除見学 |
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今回の水回り掃除の担当は、私です。
トイレ掃除が終わったころ、鈴木さんが洗面所のドアをノックしました。
私自身、鈴木さんが来るのを期待していました。
「恵利さん、お風呂掃除を見学させてください。」
陽子さんと理沙さんのお風呂掃除の見学を済ませたあとでしたから、鈴木さんの声が堂々としていました。
「どうぞ、よろしければ、見学をしてください。
鈴木さんのところでもアルバイト、今日で最後ですね!」
「恵利さんのお風呂掃除見学が楽しく、嬉しくなっています。
もちろん、恵利さんと二人だけでお話しできるのも嬉しいです。」
「陽子さんのお風呂掃除見学は、いかがでしたか?」
≪中略≫
「そうですよね!恵利さんは、自重している感じですから。
でも、場所が変わったところで、少し大胆になるのもいいですよ!
ストレスの解消にもなりますから。」
「そうですね!
それで、この場所での鈴木さんとの会話、楽しかったです。今日で、アルバイトも、お風呂掃除も終わりになります。とても寂しいです。
鈴木さん!もう、アルバイトの募集はしませんよね!
不思議なのです。鈴木さんと二人だけでお話ができる機会が欲しくなってきました。」
「また居酒屋さんの時間になってしまいました。
僕は、居間に戻ります。」
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アルバイト後の居酒屋で |
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アルバイトが終わって、居酒屋さんに移動しました。
「15回目のアルバイトが終わり、いよいよ来月には沖縄研修旅行です。
長期に渡るアルバイト、お疲れ様でした。
健康で再開できることを楽しみにしています。」
「沖縄研修旅行まで、鈴木さんとは、少しの期間、お別れですね!
鈴木さんこそ、健康には十分気をつけてください。旅行、楽しみにしています。」
「」来月の中旬には、鈴木さんとお会いできるのですが、私は、寂しく感じています。
私たちは、15回のセミナーと居酒屋さんでの歓談ですが、これほどまでに強い絆を感じたことはありません。鈴木さんの魔法にかかってしまったみたいです。
沖縄研修旅行では、また新たな魔法が繰り出されるわけですよね!何となく、鈴木さんに誘導されているみたいです。」
「そうですよね!
鈴木さんにお伺いしますけど、鈴木さんの計画は、順調ですか?」
「まあ、なんとか!」
「それは良かったです。それから、私たち三人の印象はいかがでしたか!鈴木さんにとっては、娘のような、孫のような年代ですが、私たちは独身ですから、気になったら手を出してもいいですよ!恵利さんは既婚者ですけど、ご無沙汰のようで、独身者と変わりません。
鈴木さん!恵利さんを含めて、沖縄では楽しんでくださいね!」
「やだなあ!陽子さんは、ご無沙汰だと言って、私を煽っています。
もちろん、私だって、独身気分になりたいですよ!
でも、自重しなければ自分自身が許せないのです。結婚をするということは、そのようなことの覚悟も必要だと思うのです。
理沙さんと陽子さんには申し訳ないけど、独身気分になったとしても、すべて独身者と同じ行動はできません。壁を作ってしまうことがあるかも知れませんが、そのようなときは、ごめんなさい!
でも、沖縄旅行は、楽しく終わりたいです。」
「そうですよね!恵利さんは、すべて自由になれませんよね!
でも、沖縄の空気と雰囲気が恵利さんを柔らかくしてくれると思います。
だって、恵利さんは私たちと同じ世代なのですから!」
「そうよね!」
「ところで、鈴木さんは、沖縄に私たちを連れだして、何を学ばせようとしているのですか。
何か、課題を設けるのですか。」
「ちょっとしたゲームみたいなことを考えていますが、うまくいくかどうか心配です。
そのゲームみたいなことについては、沖縄に行ってからの楽しみにしてください。」
「」大丈夫です。鈴木さんが計画していることに無理なことはありません。でも、鈴木さんは、費用を負担してまでも、私たちに学ばせようとしていることは、何でしょうね!
それも、沖縄に行ってからのお楽しみでしょうか!」
「何だか、緊張しますね!
鈴木さんに旅費や食事代を出していただいて、私から鈴木さんにお返しするものが見当たらないのです。」
「大丈夫よ、理沙さん!
理沙さんは、独身の女性ですし、お返しできるものがあるじゃないですか!」
「陽子さん、それって、身体でお返しすることですよね!
でも、鈴木さんに出していただく金額からすれば、私の場合は、毎日、朝も昼もお返ししなければなりません。陽子さんは、どのようなことでお返しするのですか!」
「実は、私も、お返しすることは何かを考えていました。
でも、鈴木さんは、私たちに、何かを『学んで欲しい!』と言っているような気がします。
恵利さんは、どのように思っているのですか?」
「私は、鈴木さんには、それぞれが、正直な自分をお見せすればいいのだと思っています。
若い女性って、とつぜん、何をするかわからないじゃないですか!人生経験が少ないから、冒険もするし、突っ走ってしまうこともあります。そのような、私たちの性格や特徴を把握したいのではないでしょうか!
年配の男性からすれば、男女の違いがあり、世代の違いもあって、若い女性の性格や行動を知るだけでも面白いし、楽しいと思います。その先のことは、私にはわかりません。
ただ、鈴木さんは、『沖縄旅行を楽しむように!』と、何度も言っています。
私はあまり難しく考えないで、鈴木さんと一緒に楽しめはいいと思っています。」
「そうですよね!私たち、年頃なのか、ついエッチなことを考えてしまって、さすがに恵利さんは、考えていることが違いますね!恵利さんは、人生の先輩です。」
「そうよね!1月でも沖縄は、気温が20度以上らしいですよ!
温暖な沖縄で開放的になって、正直な自分を鈴木さんに見ていただくことにします。
鈴木さん、それでいいでしょうか!」
「皆さんのいろいろな推測を聞いているだけでも楽しくなってしまいます。
沖縄に行ったら、もっと楽しいでしょうね!
でも、三人ともに、無理をしないでくださいね!いつものようにふるまっていただければ結構です。」
「そのように言われると、どのようにすれば良いのか、ますますわからなくなってしまいます。」
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