| 女性の自立と働き方改革 |
|
|
|
| 女性の自立と働き方改革/陽子のアナログ経営学 |
 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| 101 |
 |
セミナーの練習 |
|
 |
|
勤め先の男性、鈴木さんが、アルバイトの3人を前にして、話を始めました。
まだ暑い、9月の第3火曜日の午後です。
「皆さん、こんにちは!15回実施するセミナーの練習の3回目を実施します。今は、午後の2時半ですね!セミナーは、前回と同様、90分間です。
それから、前回も申し上げましたが、スマホの着信音は消して、充電をしたい方はコンセントを利用してください。
準備はできましたか!今から、第3回目のセミナーの練習を始めます。
セミナーについては、だいぶ様子を掴めてきたと思います。
今日は、パート勤めの長所、短所について考えてみます。皆さんは、現在、パート勤めをしていますよね!実際にパート勤めをしていると、良いところや良くないところを実感できていると思います。
今回は、恵利さんに、パート勤めの長所と短所を説明してもらいます。お願いします。」
「恵利と申します。
学校を卒業して、就職活動で内定をいただいた会社に正社員として勤めていました。6年ほど前のことです。仕事は、一般事務です。社内で好きな男性ができ、その男性は先輩で、優しくしてくれましたので、結婚を前提にお付き合いをすることになりました。
勤めていたのは、あまり大きな会社ではありませんでした。それで、社内恋愛の噂が流れると男性の出世に影響すると言われましたので、退社をして、今の会社にパートで勤めています。
パート勤めをしている今の仕事は、スーパーのレジが中心で、ときどき不足した商品を補充する仕事をしています。仕事は、一旦覚えると、特に考える必要がなく、グループ長の指示に従って仕事をし、帰りの時間が来るのを待つ毎日です。実際には、週に3日の勤務ですが・・・。」
「パート勤めの長所は、仕事に深入りしなければ、毎日を気楽に過ごすことができます。上司から言われた仕事だけをする毎日は、責任を負うこともなく、ストレスが蓄積されることもありません。そして、早めに申し出ておけば、休みは容易に取得することができました。
上司からは、仕事内容や進め方について、意見を言うことを止められていました。ですから、私たち、パート勤めの従業員は、戦力ではなく、駒に近いと思います。
短所は、仕事をしている感が無いことです。会社勤めのころは、上司に煽られて仕事をしていました。上司は、一日にこなせない仕事量を平気で持って来て、それなのに『残業は困る!』と言う始末でした。そのころは、オーバーワーク気味の仕事に疲れが溜まっていました。しかし、現在は、責任を負うことがない仕事をしていることに不安を感じるようになっています。贅沢な話ですが、最近では『責任を負うような仕事をしたい!』と思うようになっています。
一息入れさせてください。」
「続けます。仕事は、成果を期待されるからこそ熱を入れることができると思います。期待されないようであれば、手抜きではありませんが、中途半端な気持ちで仕事をすることになります。
私自身は、仕事疲れのストレスではなく、今現在は、期待されないことのストレスを体感しています。それで、会社や上司にもよると思いますが、長い間パート勤めをしていると、それに見合った体質になってしまうのではないかと、不安を感じるようになっています。早く仕上げようとか、改善しようとする考えが薄れてきている自分のことを、最近では怖くなっています。」
「考えることを忘れた人間は、動物と同じだと思います。本能のまま行動する動物と同じです。働く人によっては、パート勤めを上手に利用しています。でも、私のような世代の人間にとっては、墓場のような感じさえしています。
私が、鈴木さんのアルバイトに応募したのは、募集のポスターに『女性の自立』と『働き方改革』と書いてあったからです。パート勤めを卒業できるヒントを得ることができるかもしれないと思ったからです。
もう少しよろしいでしょうか!」
「どうぞ!」
「パート勤めの長所、短所は、パート勤めをする理由を考えるとわかりやすいと思います。
パート勤めをする理由は、いくつか考えられます。主な理由は、次の3つになると思います。
最初は、収入目的です。お金の使い方は、生活費、個人的な買い物、旅行費や交際費など、そして、住宅や車両購入のローン支払いなどと思います。借金の返済と言う人がいるかもしれません。そして、より豊かな生活を求めるためのパート勤めです。
2つ目は、暇つぶしです。人間は、何かをしていないと不安になります。毎日が家事だけの生活では、ストレスが溜まってしまいます。それで、週の何日かはパートに出ることで、少しだけですが、ストレスの解消になります。しかも、パート勤めの場合は、責任を負わないことが大きなメリットです。
3つ目は、仲間外れの防止です。女性は、多くがヨコの人間関係で生きています。同類の女性の何人かが集まって、夫や男性、職場の上司などに対しての不満や愚痴を言い合い、噂話などをします。その関係を維持するためのパート勤めです。パート勤めは、不満や愚痴の言い合いや噂話を円滑に行うための情報収集にも役立っています。
私の場合は、2つ目の暇つぶしになります。以上です。」
「恵利さん、ありがとうございました。
恵利さんの説明について、意見や質問はありますか?」
「理沙です。
私も、恵利さんと同じ考えです。ポスターで『女性の自立』と『働き方改革』という言葉を見つけたからです。
恵利さんがおっしゃるように、若い世代の女性は、パート勤めをしてはいけないような気がしています。それは、充実した仕事時間を過ごせないからです。恵利さんは、パート勤めの人を駒と言いましたが、確かに駒として動かされていたら、考えることを忘れてしまいます。パート勤めの人に考えることをさせないのは、人件費の節約にもなっていると思います。考えさせるような仕事であれば、1,000円や1,300円程度の時給では、応募者はいないと思います。
最低賃金スレスレで雇うためには、何も考えさせない作業員として募集することになります。」
「理沙さん!ありがとうございました。
これで、3回目のセミナーの練習は終了します。
15分ほど休憩をして、5時半まで、決められた作業をしてください。」
<260630> |
|
|
|
 |
 |
少子化と少子化対策について |
|
 |
|
9月の第4火曜日の午後2時半です。
今日は、4回目のセミナーです。
「4回目のセミナーを開始します。
少子化が社会問題化しています。そして、日本人の人口減少が続いています。少子化と人口減少は、経済人の立場で考えれば、労働力の不足と消費の減少に直結し、あまり良い状況ではありません。少子化がさらに進めば、社会福祉や高齢者福祉の予算の減少も覚悟する必要が出てきます。経済を始めとする世界的な競争力も低下します。
それで、今日は、少子化と少子化対策について考えてみたいと思います。
早速ですが、少子化と少子化対策について、陽子さんの考えを説明してください。」
「はい!私は、陽子と申します。
大学生のとき、就職活動をして、内定をいただいた会社に入社しました。そして、4月から社会人としての一歩を踏み出すことになりました。その後、オリエンテーションが終わって、配属先が決まり、環境に慣れてきたと思ったら、ゴールデンウイークです。
ゴールデンウイークが終わって、配属された部署で新入社員の歓迎会を実施してくれました。実は、私は、その新入社員歓迎会が原因で会社を6月末で辞めました。3ヶ月だけの正社員、たぶん、試用期間扱いなのでしょうけど、7月からは、飲食店とスーパーの2ヶ所でパート勤めをしています。
ダブルワークなのですが、収入は少なく、いっぱいいっぱいの生活をしているのが、実際のところです。
今は、会社勤めを我慢できなかった自分を反省していますが、パート勤めで良かった点もあります。それは、私が、今、ここにいることです。この場所にいて、何となくですが、自立を学べそうな気がしたのです。
と言うのは、今回のセミナーの練習は、4回目ですが、このセミナーは、アルバイトの中で実施されています。賃金をいただきながら、セミナーで学べる幸運に出会ったことです。それで、賃金を支払ってでもセミナーを実施しているのは、所長さんに何らかの魂胆があるような気がしています。それで、私は、所長さんの魂胆に賭けてみようと思いました。」
「前置きが長くなってしまいました。
本題の説明に入らせていただきます。まず、『少子化と少子化対策について』ですが、少子化に至っている原因を確認していく必要があります。
原因を確認できた後に、その対策を考えるようになります。」
≪中略≫
「陽子さん、ありがとうございました。
時間に、あまり余裕がありませんが、陽子さんの説明に対して、意見や質問がありましたら、挙手をお願いします。」
「はい!理沙です。少子化対策の中で、男性との関係が語られていません。陽子さんは、妊娠するためのセックスと楽しみのためのセックスをどのようにお考えですか?」
「最近、望まない妊娠が問題になっています。女性が気持ち良くなってしまうと、ガードが甘くなってしまいます。それは、女性だけの責任ではなく、男性にも責任があると思っています。
男女ともに、ある年齢に達すると、生殖機能が高まり、異性との接触を望むようになります。そのことに異論はありません。私自身は、楽しみのセックスもあり得ることだと考えています。ただ、望まない妊娠や感染症、セックス依存など、女性が身を護るのは、女性自身の問題でもあります。
女性は、男性に褒められ、優しさに遭遇すると、思考能力を著しく低下させます。そして、流れるように男性を受け入れてしまいます。女性自身が判断できない状況で、男性を受け入れるのは、好ましくありません。女性が拒絶できないのであれば、それは女性の責任だと思っています。」
「理沙さんが指摘されたように、私も、楽しみのセックスは存在すると考えています。でも、それは、女性の決断において行われることが必要だと思います。
私の主観ですけど、意外にも男性に、野性的に突っ込まれたほうが感じるような気がしています。ですが、そのような場合においても、セックスの可否を女性が決めることにしておけば問題ないと思います。ただ、男性との関係においては、絶対に安全確認を怠らないことが重要だと思います。
安全があってこその、楽しみのセックスだと思います。」
「陽子さんありがとうございました。
時間ですので、15分の休憩をして、決められた作業をしてください。」
<260630> |
|
 |
|
|
|
|
|
 |
 |
 |
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
|
 |
|
| Copyright (C) 20代女性の憂鬱 All Rights Reserved |
|